高貞碑の臨書

大人クラスの方は
「日常生活で書く字が上手になりたい。」
という目的でご入会して下さいます。
最初はお手本を写すペン時や筆を使ったお習字のお稽古に励んでいらっしゃいます。
しかし、しばらくお稽古を続けるうちに、皆さんの字を見る力がついてくるため仮名や古典の臨書のお稽古をご希望なさいます。
「綺麗な字」を書けるようになるには、自分の字を自身で修正する力が必要です。そのためには多くの古典を見て学ぶことが近道だと思います。習字だけのお稽古ですとお手本がなくなった時に「綺麗な字」が分からなくなってしまいます。
見る力がついてくると、ご自身の字の何が悪いのか明確になるので、みなさんお稽古中にとても苦しそうです(( ´∀` ))
今月の臨書課題は「高貞碑」です。中国六朝時代の墓碑です。「六朝楷書」とよばれる楷書体の代表作のひとつです。
本日の臨書にチャレンジしてくださった方は、お稽古を始めたばかりです。四文字を紙の中にバランスよく書いていらっしゃいます。力強く素晴らしい作品だと思います。